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ぽぽんちゅ!

うつ病と過食症、ゆるーい治療記録

もう切らないと決めた日

中学生の頃、初めて腕を切った。
初めは大したことなかったけれど、だんだんと癖になり、解離して切ったことを覚えてないこともあった。

夫と一緒にいるようになって、腕を切ることが減った。夫といるときは実家にいる時みたいに不安にならなくて切らずに済んでた。
それでも、たまに「わるいあきえ」が出てきて、腕を切ってた。もやもやしたときとか、嫌なことがフラッシュバックしたときに。

少し前に8針縫うほど、腕を切った。思ったより深かったらしい。縫うのは久しぶりだったけど、他人事のように感じてた。
でも、夫がひどく悲しんでいて、苦しんでいる様子をみて「私が腕を切るとこんなに悲しむんだ…」と感じた。
それから、小さな自傷が何回かあった。

今日は朝から「今日で最後だから」と夫に何度か言った。多分、電車の音で聞こえてなかったと思う。
いつも大好きな柿の木がある道があるが、そこを通らないでわざわざドラッグストアのある道を通って剃刀を買った。

大学の授業を抜け出して、11:30にトイレに入ったと思う。その後のことはぼんやりしているけれど、「とにかくもう夫を悲しませる私と決別したい」「もう切らない」「これで最後だから、今後は切ることはない」と思って切り続けた。

結果、救急車で病院に運ばれて11針+4針縫った。幸い脂肪までしか切ってなかったから大事には至らなかった。

これで、私はもう以前の「切ってしまうわたし」とは決別できたと思う。
私は「ごめんなさい、もう切りません」と何度も呟きながら切った。
これは多分、本当になる。

夫がすごく心配してくれて、悲しんでくれて、苦しんでいるのを見て、私も苦しくなった。初めてのことだった。そして、この人しかいないんだなぁと思った。
私が腕を切っても誰も何も言わないどころか、「早く死ね」と言われ続けてたから、腕を切って悲しまれるのが新鮮で、不思議な感覚だ。

とにかく、私はもう腕を切ることはないだろう。
「もう切りません、夫、ごめんね」と謝りながら切ったから。

私はもう腕を切らない。